在来工法と2×4工法の比較
 2×4工法在来工法
風土カラッとした乾燥地域で生まれ育つ高温多湿の地域で生まれ育つ
歴史アメリカ開拓時代に生まれた簡単な施工が出来る合理的な工法日本古来から伝わる技術・手間のかかる工法。
強度一般的に耐震性に優れる。最近は工夫により2×4と同等の強度を持つものもある。
耐久性通気層内側に合板を貼る場合、問題あり。一部メーカーのように繊維質板や穴あき合板の場合は大丈夫。高耐久木造仕様の場合なら、問題なし。むしろ、構造的な密閉度が少ないため乾燥しやすいので有利
耐火性壁が密閉構造になるため火が天井に移りづらい。このため準耐火構造の認定が取れている。現状では外交政策的に準耐火認定は取れないが、内外装の仕様はまったく同様で実質的差異は少ない。
施工留意点にわかフレーマーに注意。高度な技術は不要でも2×4特有の構造理念を理解できない在来大工が多い。(研修制度が大事) 材料加工から組上げまで一貫して大工の腕が一番大事。
まじめな、職人のいるところに発注する必要がある。
価格大量生産のメリットがあるはずだが、日本人の輸入品信仰市場競争がないため割高。為替変動リスクや品質維持リスクも大きい。安いが、高品質な構造仕様を取り入れると、メリットが薄れる。
増改築壁で支える方式なので、間取変更や増築は在来の2〜3倍のコスト。場合によっては撤去不可能な壁もある。柱で支える構造で、特別な技術が不要。市場競争がありコストは安上がり。
不動産市場 狩猟民族向け(アメリカ)
生活環境の変化に応じ、積極的に住み替える。長年住んだ土地にはこだわらない。
農耕民族向け(日本)
土着民族だけに住む土地は故郷として意識。出来れば転々としたくない。(教育の問題も)
ライフスタイル最初の間取りで生涯容認できるか、どんどん転売できる方にお勧め。終の棲家としてその土地に落ち着き、将来は柔軟に間取り変更して住み続けたい方にお勧め。

以上の比較から、2×4工法は丈夫な構造ながら、日本に浸透するには問題点も多々あると考えます。そこで、以下のオリジナル工法を考案いたしました。

PLT プラットフォーム床構造
在来でありながら2×4工法の良い点を取入れた床支持・耐震構造。
気密性能や床剛性強度を飛躍的に向上させ、次世代標準となりえる安心の住まいを提供。


外断熱工法のメリットを取り入れた断熱構造。
充填断熱にはつきものの熱橋と言われる断熱欠陥が指摘される時代です。
構造体を熱変動環境から守り、壁内結露を防止させるオリジナル工法です。